関連作品
落語は「話芸」ですが、物語の題材としても有力でして、漫画・アニメ・小説・ドラマ・映画と落語や落語家をテーマに、かなり幅広く作品化されています。
ジャンル別にまとめて紹介しましょう。
漫画・アニメ
昭和元禄落語心中(原作:雲田はるこ)
- たぶんいちばん有名な落語漫画
- 昭和の落語界を舞台にした、人間関係どろどろ系ドラマ
- 師弟関係・ライバル・芸の継承・嫉妬と愛憎…全部入り
- アニメ化&ドラマ化もされていて完成度が高い
あかね噺(原作:末永裕樹/作画:馬上鷹将)
- 少年ジャンプ連載のガチ落語漫画
- 落語家を目指す少女・朱音が主人公
- ネタの解釈や芸の個性の違いをバトル漫画的に描くのが上手い
- 落語入門としてもかなり優秀
じょしらく(原作:久米田康治)
- 女子落語家5人組の日常コメディ
- ガチの高座というより「楽屋トーク寄り」
- 落語ネタ・言葉遊び・時事ネタ満載の会話劇
- アニメ化もされてます
どうらく息子(原作:尾瀬あきら)
- 落語家を目指す若者の成長物語
- 修業の厳しさや、寄席の世界のリアル寄りな描写が多め
- 「職業もの」としての落語漫画
小説
落語シリーズ(山本一力・藤沢周平など)
- 江戸情緒+噺家・寄席・芸人の世界を描いた時代小説が多数
- 主人公が落語家、もしくは落語に関わる人、という設定が多い
例:
- 芸人の業や生き方を描くタイプ
- 寄席を舞台にした人情もの
- 噺の内容と人生がリンクする構成の作品
三遊亭円朝を題材にした作品
- 明治の名人・三遊亭圓朝をモデルにした小説や評伝的フィクションも多い
- 「芸とは何か」「怪談噺の誕生」みたいなテーマで描かれることが多い
映画・ドラマ
ドラマ版・昭和元禄落語心中
- 岡田将生・山崎育三郎など出演
- 高座シーンをちゃんと“演技として”見せるのが見どころ
- 人間ドラマ色がかなり強め
いわゆる「落語家が主人公」の人情映画・コメディ映画は昔からちょこちょこ作られています。
落語そのものより、
- 師弟関係
- 貧乏暮らし
- 芸人の意地
みたいなところにフォーカスする作品が多い印象です。
その他にもゲームや舞台作品などでも取り上げられることがあると思います。私はミステリー作品などの被疑者役に紛れてくる落語家が結構好きで、太鼓持ちのように近づいてきて、どこかで豹変するギャップづくりが好きですね。滑稽話かと思ったら怪談話だった・・・みたいな。
話芸は視覚より聴覚要素が強いせいか、作品を取り上げた絵画はあまりないようなのですが、浮世絵・風俗画・役者絵が流行った江戸時代にあっては、寄席の情景が浮世絵に残っていたり、人気の噺家が人物画になったことはあったそうです。そもそも江戸の町人の面白おかしい
- 長屋の喧嘩
- 居酒屋の与太話
- 商人と客のやりとり
などの絵は、落語が描く世界そのものだったりするので、全てが落語のワンシーンみたいなものなのかもしれません。